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洋服補修リフォーム

服のリフォームというと、寸法を直したり、あるいは形を変えたりしてもう一度着られるようにするのですが、ジーンズなどは逆に新品に穴をあけたり、古びて見えるように石でこすったりしますね。
旧世代の人間にしてみれば考えられない感覚です。
とはいっても、明治大正時代には弊衣破帽という、ぼろぼろの衣服と破れた帽子で喜んでいた学生がいたのですから、若い世代は似たようなものということでしょうか。

ジーンズのそんな手法とは対極にあるのが、江戸時代から伝わる「かけはぎ」という技法です。

「かけはぎ」とは、穴の開いた部分に共布をあてて、裏側から緻密に接ぎ合わせる技法です。
共布が運良く残っていて修理がうまくいけば、どこを修理したのか全く分からないくらい元通りになります。

「かけはぎ」を依頼する時の注意 として、今着ている服に色あせがある場合は、修理箇所にあてる共布との色あいに違いが出てしまって、せっかく修理しても色の違いが目立ってしまうことがあります。

さらに、かけはぎには不向きな素材もあって、礼服・ベルベット・デニム・光沢のあるもの・生地の薄い物等は不向きです。
共布が無い場合は、裾の折返し等から生地を採取してかけはぎをします。

かけはぎは、とてもきれいに仕上がるかわりに値段が高いようです。

もっと安くあげたい場合は、ミシンで補修する方法もあります。
「ミシンたたき」といいますが、キズの部分に共布をあてて、ジグザグにミシンで縫い合わせていきます。
見た目は「かけはぎ」より悪いのですが、目立たない箇所ならミシンでの修理がおすすめです。

後ろポケットが破れたときは、ミシンで破れをふさぐ修理と、ポケット横にダーツを入れて破れ箇所を調整するやり方があります。
ダーツを入れるとキズ跡が目立たなくなります。

股の部分が擦り切れてしまった、という時は、その補修の時に、合わせて「股擦れ防止加工」という股擦れに強くなる補修もしてもらえます。

他に、刺繍ネーム入れや、エルボパッチ(ひじあて)を付けたりすることもできます。

大事な洋服が傷ついても、補修することにより、更に長く愛用出来るようになりますよ。

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